シャキーン!めいちゃんとモモエさんが卒業した

Eテレで平日の朝7時から放送中のシャキーン!


2015年からMCを務めてきた、めいちゃんとモモエさんが

この3月をもってシャキーン!から卒業した。


シャキーン!は放送開始から10年。
この二人がMCを務めたのは4年間。
その間に自分がシャキーン!を視聴した期間は、約1年半に過ぎない。


その間にも、数えきれない驚きや閃きや喜びを
届けてくれたこと、そして自分の価値観に大きな影響を
与えてくれたこの番組と二人に感謝したい。

 


シャキーン!を視聴してきたこの1年半という期間は、
小学生時代以来にEテレを再び視聴し始めてからの期間と一致する。


平日の夕方にハッチポッチステーションを見、
天才てれびくんを見るという習慣が染み付いていた
あの小学生時代以来のEテレを見るという習慣が戻ってきた。


けれども当時の教育テレビを見ていたあの頃と、
Eテレを視聴している今とでは、受ける印象がまるきり違うことに驚く。


かたや日常の娯楽としてのみ享受していたあの頃と、
娯楽の範疇を超えて新たな価値観に気づいた現在。


10代の自分は、グッチさんにエンターテイメント性を感じたり、
あのてれび戦士たちにスター性を感じたりしても、
今の自分のような価値観を持ち合わせることはできなかっただろう。


それが今ではシャキーン!を筆頭に、Eテレから単なる娯楽という域を

超えた新たな発見や驚きを感じている。


これらの感覚は、ちょうど物事の分別がつき始めた10代の自分が

「いやいや、そんなの当たり前でしょ」と素通りしていたものたちだ。


そのことに気づくことができたのは、
時間の経過と経験の蓄積と言われればそれまでだが、
今現在のこの自分がEテレに、ひいてはめいちゃんとモモエさんの

率いるシャキーン!に出会ったからだと信じている。

 


自分にとって、Eテレブームの象徴とも言える二人が卒業する。


寂しい。


あたかも、一つの時代が終わったかのような感もあり、名残惜しむ気持ちは大きい。


けれども、この感情を念入りに調べてみれば、その先には自分が

受け取ってきたあの興奮や感動の記憶が必ず待っている。


だから大丈夫。
この記憶があれば前に進める。


そして将来、二人の活躍が意識に上らなくなったある時に、

急に二人のことを思い出す瞬間がきて、それがまた活力になっていく。


そうやってまた前に進んで行ける。

 


ありがとう、めいちゃん、モモエさん。