税理士試験の合格発表を受けて(出来なくて悔しいと思う気持ち)

2019年12月13日、第69回税理士試験の合格発表があった。

昨日、その通知が届いた。

8月の本試験で、簿記論と財務諸表論の2科目を受けて結果は、簿記論は不合格。財務諸表論は合格。


合格科目があったことが本当に嬉しかった。努力が報われる感覚は、こういうことを言うのかとしみじみと感じた。

簿記論は自己採点の段階では、ある程度覚悟をしていたこともあって、それほどショックはなかった。また来年に向けて勉強を続けるだけ。

まだほんの通過点に過ぎないが、一応一区切りがついたので、整理をしたい。


専門学校の通信講座で勉強を始めたのが、2018年の5月。
今までにないくらいに勉強をした。

そもそものモチベーションは、今の境遇のまま終わりたくないというものだった。

これを維持することができたのは、他でもなくアイカツ!のおかげといっていい。


主に星宮いちごや大空あかりの物語からは、多くのものを受け取ってきたつもりでいる。
それは、自分の価値観や根幹に関わる程のものだったと思ってもいる。

自分の環境を省みたとき、それだけのものを受け取った以上は、自分も何某かの形でこの恩(に近いもの)を返したいと思った。

私がたまたま商業高校に通い、大学でも簿記や会計を勉強していたこともあり、その延長線上に税理士試験があった。

自分が恩返しをするとしたら、この試験に挑戦して、自分の望む仕事をすることだと思った。


(何も、アイカツ!が大切な作品になったから必ず恩返しをしなければいけないという話ではないし、そうであったとしても人それぞれの形があると思う。)

 

何かを成し遂げたいという気持ちを持って改めてアイカツ!を眺めると、作中の曲やシーン、台詞が自分のことのように思えてくる。

ソレイユの名曲「ダイヤモンドハッピー」には、何度救われたか分からない。
ライブで聴くと、文句なしに盛り上がれて最高に楽しい曲であるのに、気持ちが折れた後に聴くと涙と悔しいと思う気持ちが次々にあふれてくる。

そうやっているうちに、またやらなきゃという気持ちになってくる。

 

星宮いちごアイカツ!で忘れることができないのが、神崎美月の存在。

この人の言葉にも、いつも気持ちが奮い立たされてきた。

出来なくて悔しいと思う気持ち。それがあれば前に進める。そう、これでいいと思えばそれで終わり。でもアイドルは常に前に進まなきゃ
アイカツ!第16話 ドッキドキ!!スペシャルライブ PART1

しょうもないミスをした時は、いつもこの言葉を頭の中で繰り返した。

自分が初めてアイカツ!に胸を撃ち抜かれたのがこのシーンで、それが今も自分の心を揺さぶっていることを思うと、アイカツ!の偉大さを感じずにはいられない。


ところで、私は平日は大抵朝起きてからの勉強を続けてきたし、今も継続している。

その時にお供にしていたのが、「芸能人はカードが命」

アイカツ!の視聴者ならご存知、アイドルたちがステージに向かう際に流れる曲。

作品を自分の生活に結びつけて没入しようとするのはオタクの性のようなもので、それでも自分の状態をフラットに持っていけるなら一向に構わない。


もっと楽しくするために、iPhoneのショートカット機能で、Siriにある言葉を呼びかけると曲が流れるようにした。

"よろしくね、私の味方"

最初は面白半分でやってみたが、一瞬で平常心になれるようなおまじないが欲しかったのかもしれない。
今では、問題を解き始める時には、ほぼ無意識でこの言葉を唱えている。


試験に合格したとは言え、5科目あるうちの1科目で、まだ通過点の一つに過ぎない。
来年は簿記論のリベンジをする。

これからもアイカツ!に助けを借りながら勉強する。
"あの日があって今が最高になる"ように。